時代に挑戦し続ける、スゴ技クリーニング職人!
渡辺 健司(わたなべ けんじ)
市内でも数少ないクリーニングの個人専門店。「えっ、それってチェーン店と何が違うの?」そう思った方は必読です!“クリーニング師”の職人技が光る自家洗浄&自家仕上げ。さらには安心の配達サービスに、働き盛りのニーズに応えるLINE@の導入と、独自の手法がそこにはありました。
(プロフィール)
大府市出身、1973年生まれ。大学卒業後はTV制作会社や広告代理店で奮闘。その後、両親と叔父が営む「横根クリーニング」へ。国家資格であるクリーニング師の資格取得と共に、マスコミ時代のスキルを活かしチラシ制作やPRなど情報発信を先導する。
高級ダウンや羽毛布団も洗えます!
「例えばシャツ一枚でも、本気で汚れを落とすために何工程でも惜しみません」ざっくばらんにわかりやすく説明してくれる渡辺さん。汚れやすい襟や袖口にはシミ抜きを。汗や皮脂の水溶性汚れは水洗い、油性汚れにはドライクリーニングを使い分けます。きめ細やかな対応の秘密は、受付すぐ裏に備える各種洗浄機、そして丁寧な手仕上げ。ダウンジャケットも自信の仕上がりで、その希少性から遠方のお客様も多いのだとか。
「実は最も心がけているのは受付業務。素材や汚れを細かく確認し、最適な洗浄方法を選択。お客様にも納得、信頼していただけます」一般的にクレームが多いクリーニング業界。だからこそ「きめ細やかな受付を心がけ、付属品の有無、衣類のほつれ等、お客様の前で確認して、情報を共有します」こういった事前の対策と丁寧な対応が信頼を得るのです。
設備もさることながら、3名ものクリーニング師の技に注目!的確な洗浄方法と手仕上げで「他では納得できなかったのでここに来ました」とお客様は大満足されます。
逆にチャンス!と飛び込んだクリーニング業界。
1972年創業の横根クリーニングは、クリーニング師の資格を持つ渡辺さんの父、叔父、受付に立つ母で始めた専門店。土地勘もない所からのスタートでしたが、実直な仕事ぶりで地元に根付きます。しかし、時代的に業界は斜陽傾向に。当時、渡辺さんはマスコミで働いていましたが、お父様が倒れたのをきっかけに家業の道へ。「幸い父はすぐに復帰しましたが、十分な設備も地盤もある。業界は縮小気味ですが、だからこそ逆にチャンス!と思いました」そんな逆転の発想で仕事に邁進。職人気質な父たちの技に脚光を集めるチラシやPRを次々打ち出します。その中で、今一番力を入れているのが「LINE@」を使った無料集配サービスです。
LINEがあれば簡単に登録できる集配サービス。記録が残るのも大きなポイントです。メールや写真のやり取りを通じて、お客様との新たなコミュニケーションが生まれたりと思わぬ効果も。営業時間外でも依頼できるので人気。
「LINE集配」は、若いファミリーの救世主!
衣類はもちろん、布団やカーテンは持ち出すのも大変な手間。ましてや子育てや共働き世代にはかなりのハードルです。「今の方はLINEが気軽。連絡時間を選ばず、集配も調整しやすく好評です」LINE@はお店と直接やり取りして洗濯物を取りに来てくれる便利ツール。集配で店の外に出ていることが多い渡辺さんも、空き時間の返信で時間を相談。画像添付で「これは何のシミですか?」と確認できるのも大きなメリットです。
「今の衣類は特殊な生地やデザインが多く、その分技術も問われます。でもだからこそ専門店にお任せください」力強い渡辺さんの言葉からは、クリーニング師としての自信と誇りが。手間と技術と知恵を注ぎ込みクリーニングされた衣類は、抜群の肌触りで着る人を清々しく包み込むのです。