金メダル級の元気と笑顔輝く「共和の弁財天」!

服部啓子さん(ふじや酒店)
金メダル級の元気と笑顔輝く「共和の弁財天」!

“夢の7億円が、大府から!”ここ数年で、2度も1等の宝くじを出したのは、夫婦が営む酒屋さん。「くじ運だけはいいんですよ」と語る奥様の服部啓子さんにお話を伺うと、運だけではない、唯一無二の吸引力が浮き彫りになりました。

(プロフィール) 
服部啓子(はっとり けいこ) 
長野県生まれ名古屋育ち。1949年生まれ。共和のイチョウ並木沿いに店を構える1971年創業の「ふじや酒店」名物女将。POPイラストレーターの資格を活かして、店内の陳列もお手の物。趣味は陶芸、ガーデニング、和風料理づくりにも定評あり。休日は長野の田舎でのんびりするのが至福の時間。

主人とは、“同志”というより“ライバル”です。

お酒やタバコなどが華やかにディスプレイされた店内で、ひときわ賑やかなのが啓子さん。
「よそと同じではダメ。お客様には次も来てくれるように磁石を付けるんですよ!」楽しいトークに誰もが引き込まれます。
今でこそ名物店となった「ふじや酒店」ですが、地盤のない土地での創業時には、地元の方たちに受け入れてもらえず苦しい時期も。その為、ご主人の定信さんが御用聞きに徹して駆けずり回り、啓子さんがお店を切り盛り。「夫婦で売上を競い合い、潰すまいと必死でした」。
そんな並々ならぬ努力と細やかな接客がやがて評判に。大府の特産品「木の山芋」の焼酎や、辛口のお酒「大府の絆」、金メダルのまちに絡めた「共和の絆」などのオリジナル商品も誕生しました。

主人とは、“同志”というより“ライバル”です。

酒界の金メダル!純米大吟醸の美酒「共和の絆」は、大府産のお米で作った「大府の絆」と共に、ご主人・定信さんが好きな言葉「絆」を入れました。

宝くじのカギは、幸運の女神にあり!?

様々な挑戦の中で、1995年の春から始めたのが宝くじ。開始直後から1等の1億円が当たり、さらに2014年、2017年には1等前後賞合わせて7億円が飛び出します。
この快挙に「目に見えない力が働いている」と定信さん。「でも私、福引きで1等連発する程くじ運がよくて」と笑顔の啓子さん。“西日の当たるタバコ屋さんで、奥さんが明るい”という当たるジンクスも後押しして、今では大人気。もちろん、販売前には勝負の神様・八ツ屋神明社へのお参りも欠かせません。
「古くからのお客様がお酒を飲まなくなった代わりに買ってくれるのが、本当にありがたいですね」そう顔をほころばせる実直なご夫婦には、神様も味方してくれるようです。

宝くじのカギは、幸運の女神にあり!?

メダルに宝くじと、縁起のいいことこの上なし!金メダルのまち・共和も盛り上げる「ふじや酒店」。写真左の宝くじ袋は啓子さんのオリジナル。これで1等も夢じゃない!?

地域にも必要とされる、明るさと謙虚さ。

「食料品の買物は閉店間際のスーパーへ。昼間行くと数メートルごとに話し込んでしまうので(笑)」。どこへ行ってもその場をパッと明るくしてしまう啓子さんは、そのキャラクターと手腕を地域でも発揮。共和商業協同組合はもちろん、市の緑化推進委員、農業委員、民生児童委員、ふるさとガイドおおぶとしても活躍しています。
共長夏まつりでクーラーボックスを無料で貸し出したり、金メダリストの優勝パレードでお茶をサービスしたりと、人のために惜しみなく力を注ぐご夫婦。
助け助けられ、それがまた出会いを呼び、商売にも返ってくる。啓子さんの周りには、私達が忘れかけている“血の通った人とのつながり”が、金メダルの如く輝いているのです。

一人ひとりにピントを合わせた、楽しいメガネを。
子どもたちの可能性のために。僕らができること。