ニャンとも楽しい!イラストレーターの日々。

安部可南子さん(Hand made shop ひこ屋 代表)
ニャンとも楽しい!イラストレーターの日々。

どこか飄々としながらも、ぽってり愛くるしい絶妙な猫らしさがたまらない!そんなオリジナル雑貨を制作する「ひこ屋」こと安部可南子さん。全国の百貨店やイベントに引っ張りだこの人気イラストレーターの素顔に迫ります!

(プロフィール) 
安部可南子(あべ かなこ)
名古屋市出身。1984年生まれ。愛知教育大学造形文化コース卒業。在学中に「ひこ屋」として活動を開始。百貨店の催事場などでカレンダーやタオル、マグカップ等の雑貨を販売し人気を博す。結婚を機に大府に移住。趣味はジャズヒップホップダンス、声楽、ダイビングと多彩。

猫たちへの距離感が生み出す、珠玉のタッチ。

「自分も猫もお互い自由。“好きにやってていいよ”って所が好きですね。しぐさもかわいいですし」。人懐っこい笑顔でそう答えてくれた安部さん。独自の視点で“猫愛”たっぷりに描かれる猫たちは、人間さながらにごはんを食べたり、旅したり。ふてぶてしくも憎めないキャラクターばかりです。
タオルは今治、カップは多治見産と素材にもこだわった雑貨は、百貨店の「猫展」やアートイベントなどで販売。雑貨制作の発注、販売手配などもほぼ一人でこなします。
特徴的な画風が支持されて常連さんも多い猫たちですが「少しでも線が違うと表情も違ってきますね」と細部にまで光るプロの目。この線にたどり着くまでには、幾多の日々がありました。

猫たちへの距離感が生み出す、珠玉のタッチ。

コピックというサインペンで描かれる猫、猫、猫…。精密な背景は色鉛筆を使用。シズル感あふれる食べ物のイラストからも、画力の高さが伺えます。

独学で築き上げた、イラストレーターへの道。

小学1~2年生頃にはすでにペンを持ち、初めて描いたのは、ちょうどその頃拾ってきたグレーのしま猫。実は、その時の猫は今でも人気のメインキャラです。
幼い頃の夢は獣医さんでしたが、その難しさに志半ばで挫折。ならば得意な絵でと、高校時代にはすでに「ひこ屋」をイメージしていた安部さん。大学でデッサンや色彩等を学びつつ、在学中に初出店、イラストレーターとしてデビューを果たします。そのすべてが手探りながら、持ち前のフランクな明るさと才能、数々の出会いによって月一ペースでイベントに出店するまでに。
かつて、猫好きなお母様と一緒に「猫展」にも行っていたという安部さんは「まさか、後々自分が出店するなんて!」と目を細めます。

独学で築き上げた、イラストレーターへの道。

独特のタッチと遊び心満載!多種多様の雑貨が並ぶイベント風景。自らが店頭に立つ際には、お客様との会話も弾みます。

広がる、深まる!「ひこ屋」の未来。

ひねりの利いた4コママンガや、魚やうさぎのイラストの数々。コンスタントに作品を発表しつつ、ダンスや歌など多趣味な一面も。「息抜きはもちろん、ジャンルこそ違えど同じアート。違う方向から感性を磨いて本業に活かせたら」と日々嗅覚を鍛えています。
また、出版や油絵なども構想中。特に最近始めた油絵では、雑貨制作と平行して“30年後は絵描きになっていたい”という夢を膨らませます。
「でも、何より楽しくて」。愛嬌たっぷりに語る安部さんの原動力は、そんな軽やかに楽しむ心。「猫と特産品や名所を絡めたご当地モノもいいですね。まずは大府でなんてどうでしょう?」ひらりと身軽な猫のように、自由な発想で描く夢から今後も目が離せません。

一人ひとりにピントを合わせた、楽しいメガネを。